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機関誌「産業立地」バックナンバー 特集

情報化と地域産業振興

(産業立地2013年3月号特集より)
【期待されるIT(ICT)の潜在力】
 情報化が急速に進展するなか、国内における経済活性化や社会活動の充実に向けて、IT:Information Technology情報技術(またはICT:Information and Communication Technology情報通信技術と称される)の一層の活用が求められている。
 平成24年版 情報通信白書では、東日本大震災の教訓を生かした今後の防災対策等においてIT(ICT)が果たす役割について述べるとともに、「ICTが直接的に経済成長をけん引する効果」として、大きく「①ICT産業の生産・雇用誘発等による経済けん引力の強化」、「②ICTユーザー企業など各部門へのICT実装強化によるサービス革新・生産性向上」の2つを挙げ、「通信事業、通信機器(インフラ、端末など)、アプリケーション・コンテンツなどで構成されるICT産業」が国内生産の約1割を占めることや、「イノベーションの激しいICT産業は新事業創出の高い潜在力を有している」こと、「コスト削減やより短期間で多くの製品・サービスを生産可能にする」ことなどに触れている。

【地域経済活性化への寄与】
 地域に目を向けても、各種情報関連企業の立地・集積、一次産業を含めた地域産業の効率化、地場産品等に関する情報発信など、情報化の地域経済活性化への寄与が期待される部分は大きい。そして、そうした動きを支え、促進させるための地域の取り組みとしては、通信インフラ等の整備、関連人材の育成、中小企業等へのIT(ICT)活用支援、地域中小企業間のネットワーク構築ほか、多岐にわたる。
 今回は、情報化と地域産業振興をめぐる動きに焦点を当て、山梨県での取り組み事例を交えた情報化による地域経済活性化に向けての可能性や課題、情報化の進行とともにその重要さが増しているデータセンター事業について企業と誘致する自治体の双方の取り組み、首都圏や地方都市から過疎地域までを含め新たな働き方の1つの方向性を示すテレワーク、そして情報産業を対象とした新規事業所立地計画に関するアンケート調査結果について掲載した。